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道楽部屋

2015年10月30日金曜日

小原文化祭り

10/25(日)小原文化祭りにて臨時開設された、
モリコロおもちゃ病院の応援に行って来ました。
場所は和紙の里の向かいに有る小原交流館です。
小原歌舞伎の公演が大人気で、村中の人が来ているかのようです。

おもちゃ病院は2Fのロビーでひっそりと開院です。

モリコロおもちゃ病院のPR設備。自作の歌が流れています。




この日の修理依頼は1件のみで、ちょと寂しい状況。
2.4GHzのドローンの送信機の修理依頼でした。
電源スイッチの接触不良で、接点復活スプレーでその場で治療完了です。



帰りは、素通り出来ないのでかみさんの実家に寄りました。
庭の四季桜は三分咲きで、例年より少し早いですね。
義父さんが掘って来たばかりの立派な自然薯を頂きました。

 フジバカマが咲いてアサギマダラが来ているそうです。

和紙・四季桜・歌舞伎。
自然と文化の豊かな小原は、いつ行ってもいい所です。

モリコロボランティアセンターに入会しなくても出来るそうなので、
今後も交流館での開院の際は参加する事にしました。


2015年10月23日金曜日

茶運び人形Prj

今月の第4土曜は子美博で岡崎っ子展が開催されている為、
岡崎おもちゃ病院は臨時休院。

だから暇って訳でもないですが明後日の日曜日に、
第2の故郷である旧小原村で開催される文化祭りにて臨時開設される、
モリコロおもちゃ病院の応援に行って来ます。

そちらも特別な準備が要る訳でもなく、今週はそこそこ時間も取れたので、
茶運び人形プロジェクトを本腰を入れて進めています。
私の二足歩行バージョンがようやく歩けるようになりました。
動きはまだぎこちなく、arduinoのスケッチの更なる創り込みが必要です。

右は早々に完成し衣装合わせでうちに来て居る、HドクターのemBedバージョン。

4軸の2足歩行で体が大きく傾くので、腕に2軸のジンバルを搭載。
それぞれを arduino nano (中華¥300円)で制御しています。

両機とも音声合成にアクエストの専用マイコンを使っています。





おもちゃ修理やってるより、こういうクリエイティブな事やってる方が面白いし、
とても勉強になります。



2015年10月20日火曜日

バッテリーチェッカー

乾電池の電圧を計る時の電流値について、
気になってはいたがスルーしてきた。
大OM(故人)遺品の立派なアナログテスターも有るので、
思い立って確認してみた。
バッテリーチェッカーでは1本測定時に約3mA流れている。
このサンプルで1.50V
これをデジタルテスターで計ると、横河で1.53V  三和で1.52V
アナログテスターで1.3V 内部抵抗は20kΩ/Vなので、
これは電流の影響というよりもメーター自体の精度の問題か。
とにかく3mAの負荷では軽すぎで、30mAは流したい。

って事で47Ωを追加。
これで計ったら1.46V 電池が新しいせいか思ったより頑張る。
へたった電池で確認したい所だが、リサイクルに出した直後で手持ちが無い。

ついでに9V側も確認。
横河で7.22V 三和で7.05V これはヘタレ電池ですね。
バッテリーチェッカーで7.03V 電流は約1mA流れています。
アナログテスターで6.6V
300Ωを追加し電流を約30mA流すようにした所、6.13Vといい感じになりました。

次の開院日に受付用の無改造品と比較してみましょう。



2015年10月16日金曜日

続報2題の続報

まずラジコンバギーの方。
これギガテンバギーというらしい。
私物のヘリQから外したコネクタを線材で延長して基板に取り付け。
極性はオーナーの言う通りの方向で取り付けた。
確認すると、充電出来ない。
安定化電源の電流計を見ると、充電ボタンを押した瞬間に、
ピクッと動いてすぐ落ちる。電流制限が効いているようだ。
まさかと思い、個人ブログで改造情報を公開しているところを、
かたっぱしから調べたら、ボディカウルを外した画像が見つかった。
そこに写っている充電コネクタは、オーナー情報とは逆方向だった。

付け替えて確認すると、ちゃんと充電モードに入った。

・ ・ ・ 、

充電に関するような危険を伴う箇所についての情報は、
鵜呑みにせず事前確認が必要という教訓。


さて次は2000GT。
バッテリーの劣化は明白なのだが、
メーカー様は素人に修理して欲しく無い雰囲気。
ちなみにシリアルナンバーから製造時期は2006年との事。
ギリギリ10年未満でしたね。
概略見積り¥12000円で修理を受けるとの有り難いお返事。
そんな金額払う人は最初からおもちゃ病院なんぞには来ない。

ってな経緯で、子美博から自宅作業部屋に持ち帰って、粛々と修理開始。
デカい。

まず、埃を払う儀式です。




バッテリーを外します。
コネクタが半田付けされています。やりすぎですね。
シュルツェの充電器で確認しますが、やはり充電出来ません。



いつもの4Ahを付けて確認しても、モーターは回りません。
モーターを外して駆動電圧を見ると、ちゃんと出ています。
黄色いガムテで仮止めしているのが4Ah。


モーターは540。コミュは綺麗です。
グリスがべっとりで、これもやりすぎ。却って抵抗になります。

モーター単体でチェックしたら回ります。
ギヤボックス単体でタイヤから回すと、動きが重い。
こちらもグリスが固まりかけのようです。
手でいやというほど回したら、だいぶ軽くなりました。
ギヤボックスを開けれると楽なのですが、
簡単には開けられない構造になっています。

ここでモーターを再度組み付けチェックしたら、正常に回り始めました。
走行時間が短くなるけど、これで様子を見て貰う方向で行こうかと思います。
明日オーナーに電話かけて相談しましょうかね。





2015年10月14日水曜日

続報2題

まずは2000GT。

メーカーの(株)ミズタニ様より返信有り。
製造番号を教えてくれろと。
理由は、
製造後10年経過又は販売終了後5年経過した物はサポートが終了している。
安全性・耐久性に責任が持てないから。
部品の在庫が無くなっている場合が有るから。

確かに仰る通りで、毅然とした回答で素晴らしい。
メーカーはこうでなくちゃいけない。
更には、バッテリー以外の原因も有りうるので、
確認して欲しいと手順を細かく提示して頂いた。
親切な対応で好感が持てる、良い会社のようですね。

って事でブツは子美博の倉庫に置きっぱなしなので、見に行って来ます。


次はトイラジバギー。
これ想像以上にやっかいで、まだ途中。

まずシャーシを止めているビスたぶん1.6mmが1本、
頭かじって取れない。頑張ったが無理。手が痛い。もうイヤ。
あきらめて反対側シャーシ切開。持ち主がっかりするかな。
タイヤは思った通りにミニ四駆の物がピッタリ。
お詫びのしるしに高価なスポンジタイヤを付けてあげましょう。
次がメインの充電コネクタ。
面実装かと思ったら違った。通常の挿し部品の足が折れているのだから驚いた。
足が破断している。かなり力をかけないと出来ないワザだ。
何度もこじて金属疲労させないと出来ない。
取れにくくて癇癪でも起したのか?
線材で延長でもいいとオーナーは言っていたが、これでは半田が乗らない。

このコネクタ。調べてもどこのメーカーの製品か判らない。
コネクタなんてそうそうそこらで作れるものじゃ無い。
molex、JST、JAE、Tyco-Amp 、SMK、でも見つからない。
うちに転がっているもう飛ばさないヘリQも同じ部品が使われているから、
とりあえずここから外して移植するか。

こんな面倒な事になるとは、トホホだな。

2015年10月11日日曜日

2000GT 続報

2000GTのバッテリー 6V12Ah を探しているんだけど、
やっぱ高いですね、鉛バッテリーは。
送料含めると国内通販も中華通販もほぼ同じで、
¥4000~5000円かかってしまいます。
商品は$14でも送料が$30.69 !

9Ahで代用という手を使えば、秋月でLONGが¥1200円。
自分の欲しいパーツも一緒に頼むから送料は自腹でいいや。
これが現実解でしょうかね。

なんて色々調べていたら、この車トイザらスで売ってるのを発見。
オンライン限定だそうで・・・  買ってもデカくて持って帰れないから、
通販が正解です。
¥4万円弱 !
ヘッドライトが可動で出て点灯して、ハンドルかどっかにサウンドユニットも有るような。
しかも日本製 !  いまどき珍しいですね。
そんな会社はここ
なんと県内でした。
親近感を覚えたんで、メールで問い合わせしちゃいました。
返事待ちです。
ここの返事を待って、オーナー様に確認を取る事にします。

ついでに、フェンダーミラーの補修部品も聞けばよかったな。

2015年10月10日土曜日

定期開院 10/10

世間は3連休のようですが、私はずっと連休中。
元体育の日って事で、あれから51年経ったんですね。
小学校が国道1号線に近く、何月ごろだったか聖火リレーが通るのを、
学校中で応援に行ったのが懐かしいです。

そんな今日も地道に淡々と開院   と行きたいところでしたが、
入院で預けたおもちゃのオーナーから、治ったかどうかの問い合わせ電話が、
子美博の事務所に入ったようで、取り次いでは貰えたものの
こちらは子美博とは無関係で、場所を間借りしているだけの1ボランティア団体。
子美博側としては迷惑電話になり事態としてはマズイ事。
院長含め主なメンバーで対処方法を検討協議し、入院診察券(受付表の半券)に
「子美博には問合せしないでね、ホームページで確認してね」と追記するのと、
ホームページの【おしらせ】に入院治療状況を載せる事を決定。

ちゃんとしたホームページが有れば入院治療状況のデータを公開する事で解決なんだが、
現状なんちゃってホームページで、その機能が無いのが痛い。
でも今日のこの件は今後の情報の共有化・公開化の議論を始めるいい機会になりました。
おもちゃ修理を依頼にみえる若い親御さんは、スマホは当たり前、PCも普通に使えるでしょう。
迎える側がいつまでも 「 スマホとかPCとかわからんから・・・ 」 ではいけません。


さて、開院中に担当したのはこれ
トミカのレースカウンターみたいな物。
電源を入れても本来の動きをせず、
カバーが開いていたりコースが外れている時のアラーム動作になってしまう症状です。
カバーの下面のボスで押されるリードスイッチの接触不良が原因でした。
写真中央のリードスイッチの下側の方が逃げる方向に曲がっていて、
うまくメイクしていません。
リードを修正して接触圧を上げてやったらOKです。

お持ち帰りはこれ
小型のトイラジバギーです。
充電端子のコネクタが取れてしまったという指摘。
それと、右前輪がホイールだけでタイヤが有りません。
SMT(面実装型)の狭ピッチコネクタなので、顕微鏡作業です。
タイヤはミニ四駆のタイヤが使えそうかなってところ。

もう1件、あまりのデカさにお持ち帰り出来ませんでしたが、
電動の乗れる車で トヨタ2000GT ! レアもの感100%です。
希少価値品は受けないルールですが、
大きな物を持って来て貰って冷たく追い返すのも可哀そうだし。
たぶん販促品のような物。4~5年ぶりに乗ろうとしたら動かないと。
鉛バッテリーなのでそりゃ当然ですよ奥様。
アンパンマンの6V4Ahだろうと受けたら、 開けてびっくりバッテリーは6V12Ah.。
そこらで扱っていないです。入手先をこれから探します。

14時の閉院後、前回までのオシロ講座に続き、
本日は半導体講座を開講しました。
ごく基礎的な説明をしつつ、ウェハーからモジュールまで、
うちにころがっている物を持参し見て触ってもらいました。
三端子レギュレータの通常品とロードロップ品を使い、
入力電圧を変えながら出力電圧がどうなるかを実験で確認。
安定化電源にPCと荷物が重くて持って行くのに往生しましたが、
参加の皆さんには熱心に聴いて頂けました。






2015年10月3日土曜日

入院治療の説明責任

って堅いタイトルだな。

要は、人様の財産を預かって修理させて頂いているので、
お返しする際には処置内容、予後などをきちんと説明する必要が有るという事。

オーナーが受け取りにみえた時に私が居れば、
呼んでもらえるので直接説明出来るのだが、
食事などでその場に居ない時には、
受付用紙に処置内容を書いているので伝えては貰えるが、
使用上の注意とか色々お伝えしたい事も多々あり、
その辺が伝えられず歯がゆい思いをする事が有る。

なのでエクセルでデータテーブルを作って、
受付番号をキーに説明用のカードとして表示、印刷できるようにした。
VLOOKUP関数って初めて使うけど、これ便利。


 この画像では切れてしまっているが、備考欄に伝えたいことを書いておく。
状況に応じて写真などを貼り付けて印刷して、
修理品にテープでぺろっと貼っておけばいいだろう。

とりあえずやってみて反応を見よう。

2015年10月1日木曜日

お持ち帰りのトイラジ2台

さて今週もいろいろやる事が有るので、
納期の有る案件から先に片付けますかと、お持ち帰り品の修理を開始。

今回はトイラジが2台、まずはこちらから。
開院中に一度バラシて診たが原因特定に至らなかった。
ステアリングを左方向に切った時の動きが悪いという指摘。
手で動かしてやると左右で重さに差が有る。

似非防水仕様でシャーシを開けるのが大変なやつ。
ユーザーが本物の防水と勘違いするので、こういうのは止めて欲しいのだが。
JISの防水規格を製品に盛り込むのはかなり大変なのです。
おもちゃの価格では無理。

それはおいといて、
ステアリング部をなんとか開けた。
明らかにここがダメっていう箇所・部品は無さそうで、駆動部全体に動きが渋い。
グリスアップ、スプリング調整を施してなんとか動きが軽くなった。
組み上げて確認すると、浮かした停止状態ではだいぶ良くはなったが、
走らせるとまだ少し不満が残る動き。

ステアリングのモーターを駆動する信号の電圧は左右で差が無い事を確認。
モーターがへたってトルク不足かと念の為に交換するも変化無し。
ここまで確認に使ってきたアルカリ電池6本をチェックすると、どれも約1.3V。
おもちゃ病院所有の確認用電池なので疑ってなかったんだけど、
このモデルのようにパワフルなトイラジには満たんアルカリが必要だ。
走行用モーターに負荷がかかり電流をたくさん流すので、
電池が減って来るとステアリングモーターのパワーも低下する。

新品が無かったのでエネループ6本でチェックすると問題なし。


もう1台の白いやつ。
こちらは、ステアリングは切れるが前後進しない。
送信機の前後進操作に応じてヘッドランプとテールランプは点くので、
受信のICまではOKの筈で、その先のHブリッジかモーターの故障と推測。
開けてみると、触るのも躊躇われるほどの埃。
柔らかな毛先のブラシを使い、外で埃を払う。
そしたらモーターの線材が電極部でイモハンで、ぽろっと外れた。
ここを半田付けしたら正常に回った。
こんなとこにラインフィルターなんか要らないから、
線材もう少し太くして、半田付けもちゃんとやって欲しい。
他の箇所もイモハンの危険性が当然あるのでチェック&補強しておきます。

こんなのもけっこう有るので、お手すきのドクターが先ず診て頂けると助かるんだけど。
トイラジの修理は時間かかるのが多いけど、治した時の達成感も大きい。
れっつチャレンジ !