さて今週もいろいろやる事が有るので、
納期の有る案件から先に片付けますかと、お持ち帰り品の修理を開始。
今回はトイラジが2台、まずはこちらから。
開院中に一度バラシて診たが原因特定に至らなかった。
ステアリングを左方向に切った時の動きが悪いという指摘。
手で動かしてやると左右で重さに差が有る。
似非防水仕様でシャーシを開けるのが大変なやつ。
ユーザーが本物の防水と勘違いするので、こういうのは止めて欲しいのだが。
JISの防水規格を製品に盛り込むのはかなり大変なのです。
おもちゃの価格では無理。
それはおいといて、
ステアリング部をなんとか開けた。
明らかにここがダメっていう箇所・部品は無さそうで、駆動部全体に動きが渋い。
グリスアップ、スプリング調整を施してなんとか動きが軽くなった。
組み上げて確認すると、浮かした停止状態ではだいぶ良くはなったが、
走らせるとまだ少し不満が残る動き。
ステアリングのモーターを駆動する信号の電圧は左右で差が無い事を確認。
モーターがへたってトルク不足かと念の為に交換するも変化無し。
ここまで確認に使ってきたアルカリ電池6本をチェックすると、どれも約1.3V。
おもちゃ病院所有の確認用電池なので疑ってなかったんだけど、
このモデルのようにパワフルなトイラジには満たんアルカリが必要だ。
走行用モーターに負荷がかかり電流をたくさん流すので、
電池が減って来るとステアリングモーターのパワーも低下する。
新品が無かったのでエネループ6本でチェックすると問題なし。
もう1台の白いやつ。
こちらは、ステアリングは切れるが前後進しない。
送信機の前後進操作に応じてヘッドランプとテールランプは点くので、
受信のICまではOKの筈で、その先のHブリッジかモーターの故障と推測。
開けてみると、触るのも躊躇われるほどの埃。
柔らかな毛先のブラシを使い、外で埃を払う。
そしたらモーターの線材が電極部でイモハンで、ぽろっと外れた。
ここを半田付けしたら正常に回った。
こんなとこにラインフィルターなんか要らないから、
線材もう少し太くして、半田付けもちゃんとやって欲しい。
他の箇所もイモハンの危険性が当然あるのでチェック&補強しておきます。
こんなのもけっこう有るので、お手すきのドクターが先ず診て頂けると助かるんだけど。
トイラジの修理は時間かかるのが多いけど、治した時の達成感も大きい。
れっつチャレンジ !
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