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道楽部屋

2015年4月30日木曜日

治療完了

大須のボントンに通販で発注した2SA1357が、今日もう届きました。
ちょいっとマウントしてチェックしオッケー。
@¥110円。
こんな古い化石みたいな石を置いておいてくれる有り難いお店です。

ところで件の雛はヒヨドリのようです。
 モモンガベビー用ケージでお過ごし頂いております。
元気に餌をねだってきます。
産毛が残っていて、飛ぶ事はまだ無理。
もう少ししたら仏間を片づけて蚊帳を出して、飛ぶ練習をさせます。
情が移る前に放してやらないと。

2015年4月28日火曜日

原因判明

ICがオッケーなので、モーターを外して単体チェックしたが、
問題無く両方向に回る。
Tr(トランジスタ)をもう一度チェックすると、
デジタルテスターの半導体チェックモードでの
電圧表示(順方向電圧降下)で、微妙な差が有るのに気付いた。
ハイサイド側(電圧の高い方)で前進と後退と比較すると、
E-B間(エミッタ-ベース間)が正常な後退側で0.56V
動かない前進側で0.69V  その差0.13V 
通常これぐらいの差は無視して
だいたい0.6~0.7Vだから良しとしてしまうが、
今回はこれが気になって基板単体にして顕微鏡下に。

A1357の13の辺りが破裂して膨らんでいる。

このTrのコレクタ最大電流規格は8A。
電源にはポリスイッチが入っているんだが、
表記はHR16 200  定常2Aだろうか。
遮断は3倍と見て6Aとすると、まあまあの部品選定か。
でも8A流すTrが焼損した。
ポリスイッチは動作時間がけっこうかかるから、もう少し厳しめの選定が必要か。

メーカーはちゃんと評価しているのだろうか。
ユーザーは無知なガキだ。
壁にぶつかって止まっても平気で前進操作する。
モーターはロックしているから回路的には短絡状態だ。
ヒューズ(ポリスイッチ)とドライバTrとモーターで一番弱い奴が死ぬ。
ヒューズが一番に死ぬように設計しとけよ。

治療を急ぐとしよう。
2SA1357の手持ちが無く、
Hブリッジ定番の2SB772と2SD882でやってみたが、うまくONしない。
B772のB抵抗を1kΩのVRにして調整したが、うまく動作しない。
仕方ないからA1357とコンプリメンタリのD3420を発注。
来るまで中断。

そんな事やってる時に家族が庭で雀のヒナを発見。
巣から落ちたようだ。猫やヘビにやられるからほっとけないので保護した。
おもちゃ修理どころではなくなってきたなこりゃ。




2015年4月26日日曜日

トイラジ修理経過

いやな予感を追い払うべく、ICのチェックを敢行。
なかなか大変な事になりつつあります。
ICの出力電圧を見ると、正常なバック側は2.5V出ているのに対し、
フォワード側は2.3V。この差が気になります。
Hブリッジの手前にスイッチングTrが前後進それぞれ1個入っていて、
ベース抵抗がチップの560オームです。
これを浮かしてリード部品の560オーム抵抗で、
ICのフォワード出力をHブリッジのバック側に入れてやります。

1005チップ
( 1mm x 0.5mm )
の手半田は久しぶりすぎて
手が震えます。












これで動かすと、送信機をフォワード側にした時、
モーターはバック方向にちゃんと廻ります。

という事は、ICのフォワード出力はオッケーという事。
とりあえず一安心です。

HブリッジのTrもテスターのチェックでは4個とも桶なんだが、
顕微鏡チェックでも異常個所は見られないし、困ったな。

Trを替えてみるしか手は無い。
PNPが2SA1357、NPNが2SC3420。
こんなの持ってないので、手持ちの代替品で行こう。
定番の2SB772と2SD882。
随分前に買ったやつで単価が¥151円。
高っ !
これで治った場合に請求しにくいけど、
コンプリメンタリだからペアで替えないといけない。
ま、その時はしょうがない。
明日やろう。




トイラジ修理開始

症状は前進せずで後退はOK、私の聞き間違いでした。
送信機(40MHz)のRF出力は良さそう。
スペアナでチェック
 HブリッジのTrも良さそう
って事は、IC ?
防水処置のロウを除去して型番を確認します。
SDRX2BD トイラジ専用の中華ICのようです。
 いやな予感しかしなくなってきました。

2015年4月25日土曜日

4/25定期開院

イベントでいつもの場所が使えないので、
久々で2Fの視聴覚室での開院です。
2Fの一番奥の部屋です。















機材運搬の距離が少し遠いですが、広くて静かで落ち着いて作業が出来ます。

今日開院中に担当したのは、鉛バッテリーで動く3輪車(写真撮り忘れ)
バッテリーが過放電でご臨終。秋月で買った新品をいつも車に積んでいるので、
すぐに治療が完了しました。

もう1件がこれ。
はずみ車で動く車のおもちゃです。

はずみ車のシャフトが外れています。


















嵌めなおしてOKです。





















皆で意見を出し合いながらの治療風景
楽しいひとときです。



















お持ち帰りはトイラジが1台。
バックしないとの指摘です。
HブリッジのTrが飛んでいるのか?
今週のお楽しみです。







2015年4月24日金曜日

治った

動いたーっ!

先の書き込みのパターン切れが原因だった。
【VT】はスピン防止じゃ無く、リミッター信号でした。
使わない時はプルダウンしとけと仕様書に有る。
ここがオープンでリミッターが効きっぱなしだったようだ。
スピン防止は13ピンの【LRTD】だった。

ボディ側LEDでリヤの片方が点かず、チェックしたら短絡していた。
5Φ赤だが手持ちが無い。
3Φ赤高輝度でとりあえずすませておく。
部品代@¥105円。
接続チェックで結果は桶。
あとは組み立てて完了。

今回は入院処置4件で大変だった。

これでやっとPICとRasPiがいじれる。
紋次郎用の甘い人参も探しにいかないと。

2015年4月23日木曜日

修理中

FET交換した車は線材仮止めでチェックしてOK。
熱収縮チューブの丁度いい太さの物が無い。
3Φをアマゾンで手配。
明日には来るだろうから、こいつは中断。













重傷患者が転院して来た。
切れた線材はあらかたKドクターの手で接続されている。
車体を保持する機構部の破損も修理すみ。
綺麗に治されていてさすがです。

動作しないのと、ボディ側のLEDコントロール基板の線材の
接続箇所が判らないという申し送りで転院。

タブレット + SDR のスペアナでのチェックで、
送信機から電波はちゃんと出ています。











ICの10ピンから出ている線材の先で、
パターン切れがありました。
【VT】という信号で、コーナリング時のフルスロットルにリミッターをかけてスピンを防ぐ機能のようです。
うんともすんとも動かない症状に対しては
関係無さそうです。

今日は疲れたのでオシマイ。
明日がんばろう。





2015年4月22日水曜日

FET交換開始

FETが届いたので交換開始。

まずは焼損FETを除去。

熱硬化ボンドで固定されていて、
懐かしかった。
片面リフロー片面ディップなんて、
20年前の基板仕様だ。










入手したFETを載せて半田づけ。
パターン損傷部もきちんと補修します。














作業性確保のため線材を切断して
受信機基板ブロック単体にしているので、
この再接続が面倒。

歯医者に行く時間が迫って来たので、
続きは帰ってから。


明日はもっと重傷患者が転院して来るので、
今日中に終わらせないと。

2015年4月20日月曜日

FETまだ来ない

入院中のトイラジの補修部品のFET。
先月末に発注したが、まだ来ないので、
AliExpressのサイトで確認した。

3/30に出荷済になっているし、
発送荷姿の写真も貼ってあり、
あて先はきちんと書かれている。

この前のICは出荷後2週間で来た。
今週には来るのかな。


2015年4月13日月曜日

アンパンマンおしゃべり図鑑

色々とやる事が先送りで溜まりつつあるので、
期限の有る案件から処理して行こうって事で、
今回お持ち帰りのアンパンマンおしゃべり図鑑2台の治療開始。

まず1台は電源入らず。
開けたらすぐ原因発見。
電源プラス側に入っているヒューズのリードが
基板入力部で半田はずれ。
典型的なイモハン。
業界用語で【てんぷら】
外人さんだと【Cold solder】

再半田で桶です。









次の1台は電源は入って最初のおしゃべりは桶で、
読み取りが出来ないという症状。
前にも有った、イメージャーのクロック16MHzが怪しい。
オシロで観るとやはり発振が停止していました。
水晶発振子ってそうそう壊れる物じゃ無い筈なんだが。
電子部品といっても動作原理的にはメカ部品。
子供の乱暴な扱いで壊れるんだろうな。

CANタイプは入手出来ずHC25U型が秋月で買ってあった。
仮づけで確認します。
 元気に発振しています。
両面テープで保定して完了です。
部品代は@¥30円。

ボランティアなので技術料は無料。
返却時のオーナーの驚きが目に浮かびます。

2015年4月11日土曜日

情けない父親

晩飯食べたら急に思い出したので、
わすれないうちに書き留めておく。

トイラジヘリを受け取りにみえたオーナーに院長が対応していた。
場所は返却受付の机。
LiPoバッテリーの説明をするため私は横で控えていた。
机に載せてあった修理完了の玩具を、
その場にいた別の父娘親子の子供が弄くって、音が五月蝿く出ていた。

Kドクターが優しく、「他人のものだから駄目だよー」と注意し、
机からその玩具を撤去。さすがの対応。猫をぼうより皿を引けだ。

するとその子供はまた別の玩具をいじくりだした。
父親はスマホを弄りっぱなしで、子供に時折目をやっても注意しない。

おれは怒った。
子供に「他人の物を弄くっちゃ駄目だろう」、
父親に「何故子供に注意しないのか、電話弄くってる場合じゃないだろう」と。

父親はボソボソと言い訳していた。
馬鹿者か。
この親にしてこの子有りだ。



4/11 定期開院 時間延長開始

年度最初の開院日です。

今回より、状況に応じて14時の受付終了後も残って、
きりのいいとこまで修理を続ける事が出来るようになりました。

館内は特段来客が多い事も無く、リトルアーティスト展は明日4/12まで。
次回4/25はいつものこの場所は使えず、2階視聴覚室での開催です。
また企画展の物販でも始まるのでしょうか。



いつものペースで治療が進みます。
長老もお元気そうでなにより。

怪しげなNewPC持参のIドクター。

トイラジ修理に奮闘中です。
誕生日に買ってもらって2日で壊れたそうで、
持ち主のお姉ちゃんはとても悲しそうでした。
ギヤのかみ合わせがだめで滑ってしまっています。
結局治らず院長持ち帰りとなりました。














本日開院中に治したのはこれ。
先月、音が大きすぎるとの指摘で、
スピーカーに抵抗を追加して治し、
本日持ち主が受け取りにみえ、
音の大きさは桶をもらいましたが、

「ある動作で音が出っぱなしになるのは
 治りましたか?」

と聞かれて・・・・ ?
そんなの聞いてなかった。

再度あずかり開院中に修理しました。


 原因はリードスイッチのずれによるONしっぱなし。
組立て時にビニル被覆電線が引っ張られて、
動いてしまったようです。

















 位置を修正し、引っ張られても動かないよう
ホットボンドで固定しました。


















お持ち帰りは、アンパンマンのことばずかんが2台。
オーナーはそれぞれ別です。
これは前にも修理した事が有るのであまり心配はしてないのですが、
Kドクターの持ち帰ったトイラジのライトニングが重傷で心配。

2015年4月1日水曜日

電池チェッカー

おもちゃ病院の受付でオーナー持参の電池の電圧をチェックする時に、
テスターのプローブを当てて計るのが煩わしく思っていた。

専用のチェッカーを作ろうと思い部品を調べ始めた。
デジタル電圧計は300円ぐらいでモジュールが出ている。
昇圧型インバーターも300円ぐらい。
電池ボックスが100円ちょいかな。

とかなんとか調べているうちに、良さそうなチェッカーを見つけたので大購入。
¥720円。部品代合計とほぼイコールだ。
















Googleドライブに上げている写真が、いくつかダブっていたので消したら、
このブログで使っていた写真が消えてしまいました。
探して貼りなおします。そのうちに。多分。