画像1

画像1
道楽部屋

2016年3月31日木曜日

みよしアイモール

浜の業務が立ち上がって来て行き来が頻繁になっていて、
26(土)の岡崎おもちゃ病院は不参加でした。
総会にも出られず状況が判らない。
議事録が来るわけでも無く、モチベーションもダウン。

そんな中、3/27の日曜日
みよしアイモールでのモリコロおもちゃ病院に初参加して来ました。


周りのざわつきで落ち着きません。慣れるまでやりにくそうです。
手始めに診たのはこのキーボード。

修理の跡の有るもので、鍵盤の反応が悪いとの事。
60個以上ある電極の掃除からスタートですが、時間かかりすぎ。
途中の切りのいいところで、他の患者の判断ヘルプをやっていました。

モーターが起動しない症状。
ポケットオシロでの判断を求められ、確認しました。
COBへの入力信号はOKで、出力のモーター起動信号が出ません。
Loアクティブなので、負荷回路のトランジスタのベースを
強制的にLoに落としてやるとモーターは回りました。
って事でこれはCOB不良と判定。
単純な動作なのでPICかAVRでの置き換えも出来なくは無いとも思いましたが、
音楽データがやっかいそうなのと、他の患者の数の多さに怯み、治療を断念。

土日の2日連続の開院で約60件。参加ドクターはのべ約20人。
数は岡崎と大差無し。内容的には大物で基板不良っぽい物が多く、
手応えの有りそうな患者ぞろいってとこです。

15時の閉院時点でたくさん残っていて、5点持ち帰り。
返却は約1か月後なのでたぶん大丈夫ですが、
岡崎とバランスを取りながらもかけもちでやっていくので、
出来るとこから着々とこなしていかないといけないです。

で、今日は簡単そうなやつから。アンパンマンのおしゃべりペン。

イメージャ回路の16MHzのクロックが発振していません。いつものやつ。
クリスタルは10.245MHzで間に合わせます。
イメージャ基板の足の半田状況は顕微鏡チェックでOK。

元気な発振が復活。絵本の読み取りもOK。
ほんとうはCI値(クリスタルインピーダンス)で決まる容量のコンデンサに
変更すべきなのですが、さすがにそれは個人では測定困難。
何度も電源ON/OFFしてチェックするぐらいでお茶を濁します。

残りの4件も1~2日1件ペースでやって来週中には片づけておかないと、
土曜の岡崎おもちゃ病院への参加に影響する。
5月からは小原おもちゃ病院も再開するのでスケジュール調整が大変だ。
みよしアイモールからも開催を増やしてとの要求が来ているようだし。
現地で修理するだけならいいが、役どころ的に持ち帰りが多いので、
消化不良を起こさないように気をつけようと思う。

2016年3月20日日曜日

エルモ 電極腐食以外問題無しか

くすぐりエルモの治療結果。
結局は電極の腐食って事だった。
バラシて各部点検し、NGっぽい箇所は無し。


モーター単体で外部からDC電源を加えて回してスムーズに回る。
足に乾電池をセットしスライドスイッチをONにし、
左足甲・お腹・顎のプッシュONスイッチをいれると、【馬鹿笑い】が始まる。

開院中の確認では、このプッシュスイッチが縫ぐるみの上からだと判らず、
スライドスイッチだけONして、動かないと判断していた。

何度も確認していると、時々電池入れた後の最初の起動がしない事が有る。
電池の入れ方で変わるのは電極の掃除が足りなかったからのようだ。
再度、気合を入れて電極の錆を取り除く。

首根っこを結束バンドで止め、足の裾をタコ糸で締め上げる。
背中を縫うのは大変なので、奥様にお願いしてあります。

次回開院日は来週の土曜だが、週末にかけて浜で仕事が入っており、
多分土曜に帰ってくる事になりそうなので、参加できそうにない。
事前に子美博の倉庫に搬入しておこう。


バッテリーのストックがずっとほったらかしでマズイと思っていたので、
管理充電を今週やっている。
6V4Ahの鉛バッテリー3個が完了した。
LoPoの40mAhが3個、70mAhが1個 をこれからやるところ。
バッテリーの保管は面倒です。



暖かくて近所の桜が今日にも咲きそうです。




2016年3月17日木曜日

2.4GHzトイラジ ゲット

2.4GHz送信機チェック用の簡易電界強度計について、
やはり手元に対象となる送信機が無いと検討が進まない。
ってことでヤフオクで探していて、ついに落札。
ワンコイン!


小型ドローンを3000円も出して買う気にはなれない。
送信機さえ動けばいいから、操縦対象は気にしない。
飛べば儲けものです。

くすぐりエルモ オペ開始

赤い人形は 【 くすぐりエルモ 】 という製品名のようです。
セサミストリートのキャラクター。
我が家は お母さんといっしょ は観ていましたが、
セサミとポンキッキは観てなかったので知りませんでした。

ちょっと前に1件修理依頼が有り、先輩Drが診ているところを観ましたが、
ウォームギヤがダメで、形状が少し長い特殊な部品のようでした。
けっこう激しい動きのおもちゃで、永く持つとは思えない印象。

埃だらけで触るのがイヤですが、オペ開始です。
背開き。

赤い糸で縫ってあるので、糸が見つけにくくて往生します。
力ずくで開ける訳にもいかず、慎重に糸を探しながらの作業です。



なんとか脱がしました。
基板上のCOB周辺に若干の腐食が見られます。


ここまでで2時間ほど要しました。
本日これまで。

2016年3月16日水曜日

バス

時間かかりそうな人形は後回しにして、バスを先に片づけます。
6Pスライドスイッチ2回路2接点で代替えです。


底面に穴をあけてスイッチを取り付けました。



2mmビスがミニ四駆の物でも長すぎたので、ロビ君の余り部品を投入。
タミヤのRCのデカールの余りのON/OFFシールを貼っておきました。
おもちゃのグレードが一段上がりましたね。


2016年3月13日日曜日

岡崎3月2週

花粉がひどくて外出するのがイヤになるこの頃ですが、
淡々と定期開院に参加して来ました。


前回と同様に館内は閑散として、依頼もやや少な目です。

開院中に診たのはアンパンマンのハンドル&フライパン。

動きが不安定との御指摘。
高湿雰囲気のせいと思われる腐食が少々見られます。
電源スイッチの接触が悪く、接点スプレーで根性を注入します。

電池も、マンガン電池で1.2Vしか出ていません。
音を出すのって割と電流くうので、アルカリ電池を使われたし。

次は人形。

起き上がるやつですが、起動せず。
足に電池が入っているのですが、開けると電極に液漏れの腐食跡が。

掃除しても起動しません。
時間切れでお持ち帰りに。

人形修理中にヘルプを求められた案件。

バスのおもちゃで、RF-IDのリーダー回路が入っているやつ。
同種のおもちゃは先日モリコロおもちゃ病院で診たばかりだし、
13.56MHzの水晶も入手済なので余裕で診始めます。

電源スイッチが基板パターンを使ったスライドスイッチなんですが、
バネ圧が強すぎてパターンが削れて無くなっています。
ビニル電線の細い芯線を使って修復を試みるもスイッチに引っかかってNG。

線材追加して6Pスライドスイッチで換装するしか無いですね。
パターン配置で実現している、スイッチ真ん中で音量小の動作が、
6Pスイッチでは実現できないのが残念です。

オーナーには穴あけ加工と部品代発生を承認済み。
閉院後ちょい居残りで試験的に確認して、動作OK。
これもお持ち帰りに。


2016年3月9日水曜日

ポケモンキーボード

いつも使っているキーボードの調子が悪い。
5のキーが堅く、押せば入りっぱなしで戻って来なくなる。
開けてグリスアップする事にした。


N天堂ポケモンキーボードだからおもちゃ修理ネタです。
3DS用のタイピングソフトの付属品。
全然売れず¥1kぐらいで投げ売りされていたので捕獲。
ソフトは起動した事なし。

Bluetoothなので技適対応でビスが特殊ねじになってます。
容易に開けられない構造 という条件が有るので。
こいつは Y型 ちょっとめずらしい。  
特殊ドライバーセットはそこらで手に入るから、あまり意味のない条件。

ちゃちゃっと開けてグリスアップします。

これであとしばらくは使えます。

2016年3月6日日曜日

おもちゃ修理にATtiny

このところ、Atmel社のAVRマイコンを勉強中。
PICの練習もやりたいんだけど、苦手なのでついついサボりがち。

ATtiny85では割とあっさりLチカ(LED点滅)成功済み。
ATtiny13Aでarduinoのスケッチを動かすことが出来れば、
安いし色々と便利なので実験を続けてきて、今日ようやく成功。


正規の書き込み機を買えば苦労はしなくて済んだんだろうが、
それでは負けな気がして・・・。

とにかくarduino UNOで書き込みが出来るようになった。
桜咲く(今日の葵桜)

ただ、簡単に音を出すtone関数がATtinyでは使えないみたいで、
更なる訓練が待ち受けている。




2016年3月2日水曜日

ミュージックキーボード

モリコロおもちゃ病院の重症患者を診ています。
ミュージックキーボード。
10鍵の電子オルガン&オルゴール。

開けると細い基板にスイッチ電極とCOBが。
しっかりした作りですが、なんとこれが100均商品。
近所の100円ショップを探しましたが、今はもう無いみたいです。

オーナーが修理しようとしたのか、COBの樹脂が削られています。
ボンディングワイヤーが見えています。
これは修理不可能ですね。

マイコンで置き換えると元値を超えてしまいますのでオーナーに確認。
¥150円のATmega88で行けそうですが手持ちに無く、
ATmega328の¥250円で了解頂けました。

接続するために基板の加工を開始。
COBのパターンはカット。
スイッチ電極に線材追加。

マイコンを載せる基板を作製。
高さ、面積の制限がけっこう厳しいので、プルアップ抵抗はチップ部品でいきます。
2012サイズと、今となっては大きなチップですね。
顕微鏡使わなくても半田付け出来ます。

久々にパーツ棚から出しましたが、けっこう持ってました。
こんな具合にスポンジテープに貼ってました。
写真は抵抗だけ。ほかにCやらLやらこんなのがあと3,4枚有ります。


arduinoのブートローダーを書いているので、ATmega単体でもarduinoのスケッチが動きます。
電子オルガンはtone関数でとても簡単なのですが、オルゴールが大変そう。(私のスキルでは)
とりあえず電子オルガンだけで仕上げておいて、
オルゴールは後日マイコンチップ交換で対応。

手間がかかりますが、こうゆうの楽しいですね。
勉強になるので、自分用に和音の出来るキーボードを作ろうかと思います。
でもCASIOのかなり立派な製品が¥3kで買えるんですよね。
ま、それを言っちゃお仕舞いなんですが。