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道楽部屋

2015年8月15日土曜日

3DS修理完了

組立てて火入れ。
無事起動。


3DS修理状況

ネルルかメルルか判らんくなって来ましたが、
そちらの目途もついたので、3DSの修理に着手。

前回開院時に基板単体までバラシてあったので、
顕微鏡チェックから開始です。
良く有りがちなコネクタ部の浸水による腐食は見られません。
これは難しそうだなとの予感が漂います。

しつこく各部品を見ていると、普通のチップセラコンっぽい部品が、
激しく腐食しているのを発見。





周りはまったく正常なのにこの部品だけって?
クラックも入っておりとても不思議な状態です。
テスターで当たると短絡しています。
本当にコンデンサーなのか?
回路図が無いので確認のしようも無いですね。定数も不明だし。

立ち往生しててもしょうがないので、
セラコンと決め打ちし、適当な同等部品を付けます。
サイズは1005なので手付けも余裕です。
取り付け後のテスターチェックで、短絡状態は解消。

ちょっと高校野球見てから、色々繋いでテストです。




2015年8月14日金曜日

ネルルの修理状況

基板を顕微鏡でチェックするも異常は見られず。

多数あるトランジスタをデジタルテスターの半導体モードでチェック。
表記がJ6のチップトランジスタ(S9014)が殆どで、
この中に2個怪しいやつが居る。
しかしCOBのICと繋がっているので、厳密にはTrを外さないと判らない。
DiodeはOK。
部品面側のリードのTrもOK。

ここまで来て、3端子レギュレータが1個有るのに気付いた。
3.6Vと珍しい電圧だが、こいつが死んでいる。
3.6VのTO92パッケージで、手持ちは無い。

3.3Vのちょっと大きいやつを無理やり繋いでテストする。
これで電源が入った。
臨時に付けた小さなスピーカーから喋る声が出ている。

3.6VのTO92は個人レベルでは入手が無理そう。
送料かかるが電圧可変のLM317を手配するかオーナーの先輩ドクターに確認する。

このまま行くという手もあるが。


2015年8月11日火曜日

夢の子メルル

先輩Iドクターの私物。
でも何故かちゃんと修理受付されている。
夢の子メルルというしゃべる人形。
電源が入らないとの事。
ぬいぐるみ人形をばらした画像はいつもシュール。

修理し易いよう臓物を引き出します。
基板にはCOBのマイコンが1個と、チップトランジスタが多数と、
音用小基板モジュールが1個。
腐食や割れ等の異常は、肉眼では見当たりません。
クロックは真面目に発振しており、入力の各スイッチの動作も正常。
しかしモーター出力とオーディオ出力は出てこない。

あとはチップトランジスタをテスターチェックするのと、
基板を顕微鏡で観察するぐらいしか出来る事が無さそう。

高校野球が接戦続きで集中力が保てないから、本日これまで。








木製おもちゃ修理完了

先々週の訪問修理のお持ち帰り分。
ようやく出来た。

板厚が厚くかなり大変な加工だった。
クソ暑い中、もうこんなのは御免だ。
酷暑期の訪問修理は今後パスしよう。


2015年8月9日日曜日

オシロ講座の教材

オシロ講座の教材を考え中。

ラジコンに親しんでいるメンバーが多いので、
arduinoのServoライブラリーを使って、
VRの電圧変化をアナログ入力で読み込んで、
デジタル出力にサーボ用PWMを出す。
数行のスケッチで軽く動く。


ラジコンやってるって言ってても、
こういう信号でサーボ動かしてる事を、殆どの人は知らない。
それが見られるようになるので、いい動機づけになるのではと期待。

しかし件のレトロなオシロは1現象だから、この見方は出来ない。
そんときだけ自分の持って行くか。

2015年8月8日土曜日

定期開院 8/8

梅雨明け以来ずいぶん雨が降っていません。
世間は夏休み最中。
そのせいで子美博はガキだらけの大盛況です。
先生方の研修も行われていたようで、臨時駐車場も使用されていました。

そんな今日も淡々と開院です。
本日開院中に担当したのはこれ。
あんぱんまんのハンドル。電源が入りません。
バラシて一通りチェックして、NGっぽい箇所は見当たらず、
手半田づけ箇所が殆どイモハン気味だったので、半田づけを修整して組立て。
治ってしまったので半田不良箇所の特定は出来ませんでしたが、結果オーライです。

あとは先輩ドクターが診ていた腕時計型の武器のようなおもちゃで、
基板上のマイクロスイッチがメイクしっ放しのやつ。
SMTタイプなので外し方から見当がついてないようで、
どうしたものかと相談されたので、取外しをフォローしました。
外したスイッチは先輩ドクターがバラシて内部点検。
電極に腐食が有り処置したら機能が復帰したとの事でたいそうお喜びでした。

その他、先輩ドクターの私物の修理依頼が2件。
3DSの電源入らずとしゃべる人形がしゃべらないやつ。
お持ち帰りで宿題です。

次回8/第4土曜はそうかえん(陸自富士総合火力演習)に行く準備で、
おもちゃ病院には不参加。
倍率200倍を超える抽選に当たったんで、おもちゃ治してる場合じゃ無いです。

ところで、注文していた中華ポケットオシロが来ました。
2週間でと予想よりかなり早かったです。
本日持参し先輩ドクター諸氏に披露し大注目。

前回院長が、ずっと来てないメンバーのレトロな真空管オシロを持って来て、
要るとき使おうと子美博の倉庫に置くようにしたので、気にしているメンバー諸氏。
レトロ過ぎて使い勝手がかなり残念なのですが、初心者の勉強には十分かと。

そんな状況も有り、今度日を見て閉院後に希望者に対して、
オシロスコープの使い方の勉強会をやろうという事になりました。
ただのおもちゃ好き爺さんの集まりから、
測定器を使いこなすエンジニア集団に変貌する第一歩です。








2015年8月7日金曜日

ココパッド解りかけてきた

ココパッドの動作解析について、
名張市つつじヶ丘おもちゃの病院の大泉さんからコメントを頂き、
その後のやりとりを経て少し解ってきました。

セット本体、本の下の部分に有るフィルムパッドに、
櫛状の導体パターンが印刷されており、抵抗値を持っている。
片面が上下、もう片面が左右の識別を担当している。
それぞれのパターンで両端よりバースト状の信号が印加されている。

この信号を、近所の無線仲間の、うちのよりいいオシロで2現象観測。



バースト4個で1フレーム。
その4個目のみ位相が反転している。
上の黄色(CH1)がフィルムの上端部に印加されている信号で、
下の水色(CH2)が下端部の信号(見やすくするためオシロ側でインバートしている)
真ん中のマゼンタの表示が  CH1 + CH2 。
CH2のみインバートしているので、足してゼロになっている期間は同相という訳で、
4個目の期間がゼロになってないのは、元の信号が位相反転しているという事。

この期間のペンの出力は、ペンの位置が両端の時にレベルが最大で、
上半分と下半分で位相が変わる事で、ペンがプロットされた位置を識別できる。


ペンが離れているときはバースト信号の配列を変えている。
理由は解らない。