ようやく、アイモールお持ち帰り分の最後。
現地で診ていて時間切れになったキーボードです。
最初に開けた時の写真がこれ。
黒いW型の物は堅い金属線。ハンガーか何か? どこかで修理された形跡でしょう。
鍵盤を強く押せば音が出たのでしょうか、
これをバネ代わりにして基板のたわみを抑える目的かな。
酷い処置です。ビスも何本か欠品。
まずはこの残念な線を取り外して、真の原因を追求開始です。
たくさんあるスイッチの電極の清掃は現地で終わらせています。
一旦組み立てて火入れすると、鍵盤は2、3カ所で音が出て、他は出ず。
上方の鍵盤以外のスイッチは正常です。
録音表示LEDがひしゃげているので、交換しました。
LED単体でチェックすると、電気的には正常でした。
って状況で、疑わしいのは鍵盤基板の帯コード。
手でひょいと持ち上げると、やはり切れています。
前に診たおもちゃドクター氏が、基板を強く押すことで切断部がギリギリ繋がって、
それで時々音が出たからスイッチの接触圧不足と判断して押さえを追加
したってところでしょうかね。
しょうもない線着けとらんで、ちゃんと原因調べりんね。
外して、剥いて、取り付け治しです。
最近はあまり使われていないこの線材、剥くのが難しいです。
半田づけして、ホットボンドで保定してOKです。
これでお持ち帰り5件の処置終了。
0 件のコメント:
コメントを投稿