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2015年7月25日土曜日
7/25 定期開院
企画展 【脳がビックリ 錯覚、錯視 ふしぎ博物館】が始まりました。
夏休みに入った事もあり、親子連れの来館客が目立ちました。
おもちゃ病院の修理依頼は、いつもぐらいってとこでしょうか。
開院中に担当したのはこれ。
電話のような武器。
ボタンを押すと音が出るのですが、
音が割れるという御指摘。
バラシてスピーカー周りを確認するも、緩みやガタなどの異常はなし。
通常のチャイム音は問題なくクリヤーに聞こえる。
1つ変な動物の咆哮のような音源が有り、それが割れているように聞こえはするが。
そもそもこんな程度のスピーカーで、音が割れるも無いもんだ。
無い物ねだりをするもんじゃ無い。
ってな訳で異常なしで処理決定。
お持ち帰りはトイラジ2台。
軽トラのトイラジってのも初めて見る。
軽トラはインターン中のIドクターが診て、目に見える範囲では異常そうな箇所は
無いようだとの事で私が引き継いだ。
スペアナでチェックし送信機の電波の具合は良さそう。
受信機基板で同調コイルを調整したが好転せず。
現地でこの辺までやって時間切れ。
スペアナでのチェックを見たIドクター、かなり気になったようで、
手に入れたがっていたので、布教決定。
ミニはドイツのおもちゃらしいが、メイドインチャイナ (大笑い)
ローバー時代のミニに乗っていたので親近感が有り、こちらから修理に着手した。
駆動部の構造が変わっている。ギヤデフが水平に回っているような動作をする。
現地でのスペアナ確認の時、送信電波のレベルがかなり変動していたので、
これは送信機の不良かと思ったのだが、
家でオシロで確認して、送信機は正常と確定した。
間欠送信している。1秒間に20回。
スペアナのサンプリングのタイミングの関係で変動して見えたのだ。
ストレージ機能が有ればいいのだが、それこそ無い物ねだりだ。
ならばと、車本体側の受信機基板のチェックに入った。
アンテナから同調回路を通り初段の高周波増幅トランジスタの
足をプローブで触ったとたん、モーターが動いた。
レンズで拡大すると・・・・・ 半田がついて無い。
基板生産ラインで半田槽につけて流す時に良くある現象。
普通はその後に検査工程が有り、はねられて、修理者が半田修整するのだが。
普通に行かないのがチャイナクウォリティ。
無事修理完了。
この駆動システム、操縦がとても難しい。
こんなので楽しいのか、ドイツ人は。
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