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道楽部屋

2015年6月15日月曜日

入院患者 その2

もう1個はこれ。
ディズニーのメロディ絵本
前回、5月4Wの時に私が受付やっていた物。
症状を 電源入らず としてしまったが、
自分の環境でじっくり診ると、電流は流れている。
パイロットが無いので電源が入ったか判らなかっただけだ。

先輩ドクターN氏が持ち帰って診てくれたのだが、
COBのIC以外に悪そうな箇所は無いとの事。
ちょっと気になったので、取りに来たオーナーに御願いして、
もう2W預かって診させて頂く事にしてもらった。

基板も綺麗、線材も問題無し。
念のためにスピーカーをチェックしたら、ボイスコイルが導通無し。

OK部品を接続したら、ちゃんと音が出た。

スピーカーもOKって言ってたのに、どう診てOKと判断したのだろう。
次回に聞いてみよう。




2 件のコメント:

  1. >スピーカーもOKって言ってたのに、どう診てOKと判断したのだろう。
    次回に聞いてみよう。

    大泉です。この話には共感します。診断の根拠を是非訊いてみて下さい。

    僕も「COB故障」と診断されたおもちゃのセカンドオピニオンをよく依頼されます。
    しかし、本当にCOB故障なのは1~2割くらいしかありません。マイコン換装か、と勇んで取り掛かるのですが肩透かしを喰らってしまいます。「COB故障」と言う言葉は「切り分け失敗」を意味している、と言うことが判ってきました。

    世の中、冤罪事件が多いです。COB故障、と言うのならその証拠を挙げて欲しいですよね。消去法は状況証拠にしかすぎません。確たる物的証拠を出させないといけませんね。僕はCOBの味方です。

    ご老人たちを相手にご苦労されているようですが、老人会化しているおもちゃ病院に技術の光を当てて欲しいと思います。

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    1. 大泉さん、こんにちは。
      コメント有り難うございます。

      COBの故障率については私も同感です。
      40年近く電子回路に携わっていますが、
      IC・LSI全般について、そうそう壊れる物では無いという認識を持っています。

      先輩ドクターも色々な方が居ますが、
      殆どの方が電子工学の知識と電子工作の技術を持っておらず、
      真っ黒なコテ先で手が震えながら半田付けしているのが現実。

      おもちゃのハイテク化が進んで来て、
      治せない患者が増えてきていると実感してみえるようでは有りますが、
      ならば勉強して出来るようになろうと奮起するのは、年齢的にも難しいんでしょうね。
      構えて、教えて差し上げるのもおこがましいですが、
      安全上や修理品質にかかわるような事は、遠慮なく指摘するようにしています。
      でも、教えられる側のプライドも有り、なかなかこの辺りはデリケートです。

      一昨年、私とほぼ同時期、直前に入会されたメンバーで
      電子工作のエキスパートの方がみえまして、
      その人と私と、作った物をちょくちょく持参してデモしています。
      皆さん結構感心持たれ、技術談義のいいきっかけになっています。

      「切り分け失敗」のまま、持ち主に適当な説明して修理不能で返してお終い。
      こういうのは無くしたいですね。

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