ICがオッケーなので、モーターを外して単体チェックしたが、
問題無く両方向に回る。
Tr(トランジスタ)をもう一度チェックすると、
デジタルテスターの半導体チェックモードでの
電圧表示(順方向電圧降下)で、微妙な差が有るのに気付いた。
ハイサイド側(電圧の高い方)で前進と後退と比較すると、
E-B間(エミッタ-ベース間)が正常な後退側で0.56V
動かない前進側で0.69V その差0.13V
通常これぐらいの差は無視して
だいたい0.6~0.7Vだから良しとしてしまうが、
今回はこれが気になって基板単体にして顕微鏡下に。
A1357の13の辺りが破裂して膨らんでいる。
このTrのコレクタ最大電流規格は8A。
電源にはポリスイッチが入っているんだが、
表記はHR16 200 定常2Aだろうか。
遮断は3倍と見て6Aとすると、まあまあの部品選定か。
でも8A流すTrが焼損した。
ポリスイッチは動作時間がけっこうかかるから、もう少し厳しめの選定が必要か。
メーカーはちゃんと評価しているのだろうか。
ユーザーは無知なガキだ。
壁にぶつかって止まっても平気で前進操作する。
モーターはロックしているから回路的には短絡状態だ。
ヒューズ(ポリスイッチ)とドライバTrとモーターで一番弱い奴が死ぬ。
ヒューズが一番に死ぬように設計しとけよ。
治療を急ぐとしよう。
2SA1357の手持ちが無く、
Hブリッジ定番の2SB772と2SD882でやってみたが、うまくONしない。
B772のB抵抗を1kΩのVRにして調整したが、うまく動作しない。
仕方ないからA1357とコンプリメンタリのD3420を発注。
来るまで中断。
そんな事やってる時に家族が庭で雀のヒナを発見。
巣から落ちたようだ。猫やヘビにやられるからほっとけないので保護した。
おもちゃ修理どころではなくなってきたなこりゃ。
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